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ICタグと周波数

◎ICタグは無線で電気信号を送りあう

ic-pict9 本にICタグを貼付し、リーダライタで読み込むと貸出処理などが可能になります。
少し想像してみてください。
ICタグ(本)とリーダライタの間に電線はありません。リーダライタはどうやってICの情報を読み取っているのでしょう。
リーダライタにICタグ(本)を近づけると、ICタグとリーダライタは電気信号を授受します。
無線で、電気信号を空中に放射して交信するのです。この電気信号が電波です。
電波は、ラジオやテレビ、携帯電話にも使われており、それぞれ電波の波長を持っています。AMラジオは500kHz~1600KHz、携帯電話は800MHzというように・・・。
同様にICタグで使用する電波の波長も、特定の周波数帯に分けられています。

◎ICタグの『周波数帯』

ic-pict10

図書館ICタグで採用されている周波数帯は主に上記の3つです。
大きくは、通信距離が異なります。
図書館では本(ICタグ)と本(ICタグ)の距離が密接することが多く、あまり広範囲の電波を拾うと必要以上の情報を読み込んでしまうことになるので、通信距離が短いタイプのものが求められます。
また、電磁波の人体への影響の面からも電波があまり遠くまで飛ばない方が望ましいです。
このことから、現在のIC化図書館のほとんどが「13.56MHz帯のICチップを組み込んだICタグ」を採用しています。

ちなみに周波数帯13.56MHzは、無線周波数識別のための国際標準規格『ISO18000-3』で規定されています。

ところでICタグとICチップの言葉の違い、ご存知ですか?
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