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おすすめ人 この1冊 こんな本です
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2026.1.23


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幽落町おばけ駄菓子屋
蒼月海里/著
角川ホラー文庫

大学入学に合わせて東京へ上京した主人公の御城 彼方(みじょう かなた)。
不動産屋の猫目ジローに紹介してもらった有楽町の激安アパートに心踊らせていたが、案内されたのは同じ読み方の「幽落町」。
そこは豆腐売りの豆腐小僧、八百屋を営むタヌキなど、妖怪たちが暮らす浮世と常世の狭間にある不思議な町だった…

全10巻発行されているシリーズものの人気小説で、漫画化もされています。
幽落町で暮らすことになってしまった彼方が、アパートの大家兼駄菓子屋店主である水脈(みお)たちとともに、常世に未練を残し狭間の町を彷徨う亡者や生者を救うストーリーとなっているのですが、老婦人の思い出のお店を一緒に探したり、友人の兄の死や無理心中した夫婦の真相を究明したりと、“怖すぎ!”といったホラー要素はなく、逆にウルっとしてしまう切なくも心温まる内容になっています。
おじいちゃんっ子だった心優しく純粋な彼方、死者の悩みを解決して成仏させようと時に身を危険にさらす水脈、普段は黒猫の姿をしている水脈の飼い猫ジローを中心に、次々と出てくる登場人物もとても魅力的です。

1冊あたり4話ほどの短編になっていて、サクサク読み進めてしまうので是非手に取ってみてください。

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