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おすすめ人 この1冊 こんな本です
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2023.8.14

郵便配達人 花木瞳子が盗み見る
二宮敦人/著
TO文庫

若くて明るくて元気な郵便配達人・花木瞳子。
ある日、配達忘れで誤って持ち帰ってしまった手紙を好奇心から盗み見てしまう。
その手紙は宛名と差出人が一緒。
そして、書かれていた文章は「あなたは誰ですか?」の一行のみ。
瞳子は気になる気持ちを抑えられず、差出人の正体と真相を突き止めるため、動き出してしまう…

この作品は、全4作ある“郵便配達人シリーズ”の第1作目になります。
20代前半の可愛い女性にもかかわらず、毎晩のように大量に酒を飲み、身なりも気にしない愛されキャラの主人公・瞳子、彼女の目を通して始めて知る郵便制度の仕組み(消印の意味や配達方法など)、そして、探偵顔負けの推理力と洞察力で真相を暴いていくストーリー、それぞれの面白さに引き込まれて、あっという間に全作読んでしまいました。

この1作目に関しては「郵便を盗み見るのはダメでしょ!」と突っ込みたくなる、受け入れがたい設定はありますが、盗み見た怪しい手紙と並行して発生する殺人事件を含め、各所に伏線が張られているので、自分でも推理しながら読むと最後の謎解きが余計に面白く感じます。

表紙と内容のギャップから分かるように、ほのぼのするお仕事小説に見えて、ホラー要素を少し含んだミステリー小説になっているのも、意外性があって楽しめるかと思います。

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