社員が選ぶ 最近読んだ1冊 NO.193

おすすめ人 この1冊 こんな本です
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2014.9.18


ロング・グッドバイ

レイモンド・
チャンドラー著 村上春樹訳

早川書房
NHKドラマで浅野忠信さんがマーロウを演じた「ロング・グッドバイ」、ものすごくよかったです。

映像化されたマーロウは、私の想像の世界とは少し違ったけれど、配役もすばらしく適役ばかり。
浅野忠信のマーロウと、テリーテノックスの綾野剛…。

舞台がアメリカではなく、戦後の日本に入れ替わり、当然浅野忠信はマーロウではなく日本人の名前なのだけれど、圧巻の世界観でした。

ということで、なんとなく原作を読み返したくなり、清水俊二訳の「長いお別れ」でなく、新訳の村上春樹「ロング・グッドバイ」を読んでみました。

あとがきで村上春樹さんは、翻訳は50年で訳し替えが望ましいのでは、と語っていましたが、おなじみの清水訳よりも村上訳のほうが読みやすくわかりやすいように感じました。

同じくあとがきで村上春樹さんが、作者レイモンド・チャンドラーの生涯や時代背景、「グレート・ギャツビー」のフィッツジェラルドとの関連性などを書かれていて、その部分も大変興味深かったです。


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