社員が選ぶ 最近読んだ1冊 NO.047

おすすめ人 この1冊 こんな本です
HT
2011.7.25


「1Q84」
BOOK1
BOOK2
BOOK3

村上春樹

新潮社
発行から既に2年以上が経過しているにもかかわらず、横浜市立図書館の予約待ち人数は未だに1600件超!
読めるのはいつのことやら・・・と思っていましたが、友人宅の書棚に3巻きれいに並んでいるのを発見し、すぐに読了いたしました。

村上春樹独特の世界観、好き嫌いがはっきり分かれそうですが、私は大好きです。

今回のテーマはカルト教団と性です。筆者が重ねてテーマとしているかつて事件を起こしたあの教団を彷彿させる非常に重く苦しい本ですが、BOOK3からはストーリー展開にテンポが増し読み手は止められなくなります。

村上春樹作品の登場人物は、孤独でも周りに流されない強い人々です。彼らはたいてい自炊をして、家にテレビがなく、規則正しい生活をし、自分のルールに従って生きていきます。
読むたびに素敵だなと思い真似したくなりますが、ああいうストイックな生活を送るのってなかなか難しい・・・。今回の登場人物では、牛河が忘れられません。

続編BOOK4、きっと出版されますね。楽しみです。

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