社員が選ぶ 最近読んだ1冊 NO.185

おすすめ人 この1冊 こんな本です
A
2014.5.16


秘密機関

アガサ・
クリスティー

ハヤカワ文庫
アガサ・クリスティーのミステリーといえば、エルキュール・ポアロ、ミス・マープルが有名ですが、実はこの2人以外にもシリーズ化している作品があります。

本書登場のおしどり探偵「トミーとタペンス」です。

ストーリーは、とある依頼から英国の極秘文書に関わる二人。 事件に巻き込まれ冒険に発展する。

アガサ長編ミステリーとして2番目に書かれた本書。 本格ミステリーというより、冒険活劇を思わせる1冊。 その後のアガサ作品を考えると珍しい1冊と言えます。

事件の謎や犯人を考える本格ミステリーも良いですが、本書の様な手に汗握るストーリー展開を、勢いに任せて一気に読み切るのも良いと思います。

アガサ最終発表作は、ミス・マープル登場の「スリーピング・マーダー」ですが、この作品はアガサ没年の30年以上前に、死後発表作として書かれております。
アガサの最終執筆作品は「運命の裏木戸」。 この作品は「トミーとタペンス」シリーズです。

アガサを語る上で外せない「トミーとタペンス」。 その原点「秘密機関」。お薦めしたい1冊です。


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